英語日記に少々興味を持っている人
- 英語学習にどうして日記がいいのかな?
- 何をどう書けばよいの?
- 何か準備がいるのかな?
こういった疑問に答えます。
- 英語日記がおすすめな理由
- 英語日記で何を書くか
- 英語日記の5つの手順
英語日記は、実は英語学習の『軸』とすべき、効率的で効果的な万能の英語学習方法です!ただし、きちんしたステップをふむことがとにもかくにも大切です。
この記事では、英語日記の「これをやらないとやる意味がない!」というほどの大事なポイントと具体的な手順について解説します。
この記事を書いているワタシは、シャイで話し下手で、なかなか英会話力が上達しませんでした。
でも、『本気で英語でコミュニケーションをとれるようになりたい!』という目標をかかげ、英語講師でもあるアメリカ人のオット(オトウチャン)のアドバイスのもと、本気で英語学習方法を見直し、今もまさに現在進行形で取り組んでいます!
英語日記は、25年の英語講師経験を持つワタシの一押しの英語学習方法デス!
今まであれやこれやと英語を勉強してきたけれど、なかなか英会話力が伸びなかったという方は、この記事を読んで、是非英語日記に取り組んでみてください!
この記事に記載している正しいステップで継続すれば、今まで感じることができなかった効果を実感できるはずです!
英語日記がおすすめな理由
今までの英語勉強はおそらく、
英文法、英単語、リスニング・・・といった感じで、あれやこれやとバラバラに漠然とやっていた、というパターン、すごく多いと思うんです。
でもそもそも、英会話で何を話せるようになりたいのか?と言えば
『日々自分の周りで起こる出来事』や『自分が思っている事』
などですよね。
それはまさしく日記に書く事柄。
英語日記というのは、他の誰でもない『自分の日常』を軸に英語を学ぶということなのです。
英語学習と言えば、単語を覚えたり、例文を使った学習方法が一般的だけど、感じたことも見たこともないような他の誰かの考えや体験などを例文として読んでも、覚えにくいし、実際に使う場面も少ないよね。
英語日記では、『今日は〇〇の話をする!』という具体的・現実的な目的をもって、これまで勉強してきた単語や文法などを総動員させてアウトプットします。
そうすることで、できるつもりでいたけど実はあやふやだったこと、よく使うはずの表現なのに全く知らなかったことなど、自分ができることとできないことをはっきり把握することができるのです。
今持っている知識を組み合わせながらアウトプットする。それを繰り返し行って訓練する。英語学習にはこれが絶対必要!
また、自分のことを自分の言葉でつづる英語日記は、生きた例文を日々作り上げる作業であり、実際に自分が使える英語フレーズの引き出しがどんどん増えることにつながります。
どんな言語でも同じですよね。子どもは文法を勉強して話せるようになるわけではありません。目や耳から入ってくるセンテンス・言い回しなどをどんどん自分の中にストックして、そして必要な時に必要なものを、自分の記憶から引っ張り出してくるわけですよね。
毎日のように英語日記を書いていけば、自分の身の周りで起こっていること、自分が経験したこと、自分が思うことなど、『自分の日常』がどんどん英語になってたまっていきます。
英語日記とは、つまり、本番となる英会話シーンで活用する台本を準備する作業のこと!
『自分の日常』を英語日記で書き留め、 自分が使える英語フレーズをどんどんストックしていきましょう。
そしてそれらを記憶として定着させれば、英会話の本番で、ここぞ!という時にさっと引き出せるようになるのです。
これこそが英語日記をおすすめする理由です!
- これまで勉強してきた知識のアウトプット&訓練になる
- 英会話の本番でさっと引き出せて使える自分だけの英語フレーズがストックできる
- 自分の趣味や仕事のことなど、基本的な話のネタを用意できる
- 英会話の本番で様々なトピックの話に対応できるようになり、また自分から質問したり、話題を提供することができるようになる
翻訳(日本語→英語の)の仕事を18年していますが、やっぱり英語日記で書く英語は全くの別物。どれだけ翻訳の経験があっても、『日常』についてアウトプットする訓練をしないと、英会話力はアップしないことを身をもって感じています。
英語日記で何を書くか
英語日記はまずは、書く習慣をつけることが大切なので、長々と書くことはさけ、その日あったこと、感じたことの一部分だけを切り取って書くようにしましょう。
でも、その日の出来事、たとえば
『今日は〇〇と一緒に焼肉ランチを食べました。おいしかった~!楽しかった~!』
といった具合で書いていると、
毎日あまり変わり映えせず、日記を書くこと自体にすぐにあきてしまいそうですよね。
なので、『~をした』『~へ行った』で終わるのではなく、
その時に自分が感じたことを必ず書くようにしましょう。
また、『日記』という形にとらわれず、たとえば自分がどういった状況で英語を使いたいのかを考えて、トピックを選んでみるのもおすすめです。
具体的には次のようなトピックは、自分のための英語フレーズを増やすという点でとてもおすすめです!
- 自分が住んでいるところ・出身地
- 家族
- 現在・過去の仕事
- 好きな動物・ペット
- 趣味
- 旅行で訪れた国・一番思い出に残っている旅行
- 好きな有名人
- 好きなスポーツ
- 最近読んだ映画・ドラマ・本
- 好きな場所
- 好きな食べ物・苦手な食べ物
- 毎日の習慣
- 週末の過ごし方
- マイブーム
- 日本の文化・エチケット・日本食・日本ではやっていること
- 将来の夢
たとえば、『次のボーナスで買いたいもの』について、などでもいいですよね。
あと2週間でボーナス!ボッサボサでまとまらない髪をなんとかしたいので、「髪を美しく乾かす」というパナソニックのドライヤー、めっちゃ高いけど思い切ってゲットすることにした!そうそう、わたし、いまだにパナソニックのことナショナルって言ってしまうことがある。やばいな。
とか、そんな感じです。
こんなことを英語でスラスラっと言えるようになるって考えたらワクワクしませんか? 英語の参考書で勉強するより、ずっとずっと意味のある勉強だと思います!
英語日記の具体的な手順5ステップ
会話力アップにつながる英語日記の手順は、下記の5つのステップです。
- 手順①:自然な日本語で日記を書く
- 手順②:その中から1行を英語にする
- 手順③:ネイティブ・バイリンガルに添削してもらう
- 手順④:新しい単語をピックアップする
- 手順⑤:暗記するくらい声に出して読みこむ
1つずつ詳しく解説しますね。
手順①:自然な日本語で日記を書く
その日に起こった出来事と自分が感じたことを、会話している感覚で、ざっと書きます。出来事を書くだけではなく、どう思ったのか、どう感じたのかを必ず書きましょう。
この時いきなり英語で書くと、自分が分かる単語や言い回しのみで英語を書くことになってしまうので、自然に思いついたままの日本語で日記を書くことがポイントです!
そうすることで、自分が英語でどう表現するかわからない単語や言い回しを把握できるのです。
- まずは英語ではなく日本語で書く
- 出来事ではなく感じたことを中心に書く
まずは日本語で発想して、それを英語でどう言うのかな?って思うところからボキャブラリーは増えていく!ボキャブラリーを増やそうと、英単語の本を買って覚えようとしても、自分には関係のない言葉なので、定着するはずがない!
手順②:その中から1行を英語にする
次は、日本語で書いた文の中から、特にこれを言いたい!という一文をピックアップしましょう。
これといった一文が見つかれなければ、全体を要約するような一文を作ります。
まずは、一文にしぼるのが継続の秘訣! 最初は一日に覚える文章量を極力少なくしてハードルを下げ、慣れてきたら少しずつ量を増やしながらレベルアップして行こう!
そして、英語で何が表現できないのかを知るためにも、まずは自力で書いてみましょう。
書けなかったところがまさに自分のウィークポイント!しっかりマークして、時間がある時にしっかり学習しましょう!
また、三日坊主にならず継続させるためにも、特に最初は、完璧な英語を目指して時間をかけてしまうことは避けましょう。慣れてくれば、スピードもアップし、また徐々に長く書けるようになり、進歩が実感できるようになります。
- まずは 一文にしぼって英語にする(継続の秘訣)
- まずは何も使わず自力で英語にしてみる
手順③:ネイティブかバイリンガルに添削してもらう
これをやらないと英語日記を書く意味がないっていうくらい大事なポイントが 、ネイティブかバイリンガルの添削を受けるということです。
自分で辞書やネットを使って添削する方法もありますが、結局のところ自分で作った自分だけの文なので、バッチリ正しい英文はネットや本を探しでもどこにも存在しません。
そして、その文がバッチリ正しいかどうかわからないまま また次の日記を書く、という繰り返しでは、それこそ、やる気もなくなってしまいますよね。
なので、できる限り日記を書くたびにきちんと添削してもらいましょう!
添削をしてもらう方法としては、オンライン英会話が一番のおススメです!
オンライン英会話は絶対おススメ!添削をお願いしながら、英会話を併用することで、そのトピックについて話を深めることができて理解も深まり、 実践練習が同時にできてしまうよ!
おススメのオンライン英会話をいくつか紹介しておきますね。
可能であれば、添削してもらったあとに、音声の録音までさせてもらうのが理想的です。
もし、いきなりオンライン英会話を始めるのはちょっと抵抗がある・・・ということであれば、ハードルを下げて、まずは添削アプリ・サービスを使ってみるのもよいですね。
おすすめの添削アプリ・サービスをいくつか紹介します。
毎回ぜひとも「オンライン英会話」で添削してもらおう!
手順④:新しい単語をピックアップする
英語日記で使う単語は、市販されている単語帳の単語とは違って、自分にとってとにかく重要なものばかりです。
新しい単語や表現が必ずたくさん出てくるので、単語ノートを別に作成して、新しい単語や表現をどんどん書き留め、引き続き、学習に利用していきましょう。
手順⑤:暗記するくらい声にだして読みこむ
必要なフレーズを必要な時にさっと使えるように、暗記してしまうくらい声にだして練習しておくことが大切です。添削された正しい英文を、実際会話している場面を想像しながら音読しましょう!
一人芝居のように音読してみるのがおススメ!
また、たまっていく日々の日記を時々見返しながら、それらもくりかえし音読しましょう。生きたフレーズが身に付くだけでなく、スピーキングの上達にもつながります。
オンライン英会話で録音までさせてもらえる場合には、それを聞いて、同じ発音で言えるようになるまで何度も練習しましょう。
まとめ
じつは多くの場合、英語日記を書くだけの基本的な文法、言い回し、単語などはすでに知識として持っているんです。
ただ、それらをどう組み合わるのか、その訓練が今まで不十分だったのです。それというのも『日常』を軸とせず、英文法や英単語をあれやこれやと漠然と勉強してきたからです。
英語日記は、今ある知識で始めることができます。準備はもうすでにできているのです。
あとはとにかくアウトプットするだけ!
さあ、今日から早速英語日記を始めてみましょう!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!